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夫婦写真

​Canon GRAPHGATE2025 佳作受賞

もう少し生きてみようかな

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・作品紹介

​ ⽗の幸せを考えたとき、それは 1 ⼈の幸せではありませんでした。

⾝体が動かない⽗の⽣活には、必ず⺟の介護が必要になります。障害者になったことで苦労するのは⾃分だけではないという現実が、毎⽇のように安楽死を考えさせました。

 私は 2 ⼈の幸せを願い、夫婦写真を撮ることにしました。

 ⺟は⽗が倒れた当初、なぜ私がこんな⽬にあわなければいけないのかと、泣いた時もあったと⾔っていました。それでも 2 ⼈で住み続けることを選んだ⺟には、優しさだけではない、⽗と 1 ⼈の⼈間として向き合う覚悟がありました。

 ⺟の介護は⽗次第で変わります。⽗の態度が良ければ優しく、悪ければ多少雑になります。

障害という⼤きな壁の前で、⼈間味のある 2 ⼈の関係が私に安⼼感を与えてくれました。

この関係を表すのに、互いにリスペクトを持った戦いであるボクシングが最適だと思いました。

 2 ⼈の活⼒が、たくさんの⼈の⽣きる希望になればと思います。

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